[解答10](ハ)

(b)一般空調において、ダクトサイズの決定方法としては、等摩擦損失法(低
    圧法)
と全圧法が主に使用される。
(d)ダンパは、一般に羽根の向きにより平行翼と対向翼に分けられ、平行翼
    より対向翼の方が風量制御に適している。

    風量調整ダンパは、ダクト系の抵抗損失の不揃いに対する微調整、風量変更や
    一部閉止などに使用される。形状は、平行翼・対向翼・スプリット及びスライド
    形がある。スプリット形は分岐部の風量調整、スライド形は完全に閉鎖を必要
    とする場合のみ使用される。平行翼(全開か全閉)・対向翼(比例制御用)形ダ
    ンパの羽根は1.2mm以上の鋼板、紡錘型は0.6mm以上の鋼板、ケーシングは
    接続ダクトと等しい板厚かそれ以上の板厚で作られる。空気流により振動や騒
    音の発生が少なく、空気抵抗の小さいものが良い。又、ダンパの操作には手動
    (ガイド、ウォームギア)式と自動(空気圧、電動)式のものがある。